その昔、2度目の加熱殺菌をせず「冷や」のまま、貯蔵用の大桶から木樽に「卸(おろ)して」出荷したことから、「冷卸(ひやおろし)」と呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。春先にしぼられた新酒は、暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠って過ごします。新酒のあらさがすっかり消え、もっともバランスのよい状態の酒となって出荷されます。米のふくよかさを柔らかく表現して、優しい旨みを上手に引き出しております。丸みが出てほどよく熟成した酒です。飲み頃になった「特別純米ひやおろし」を冷酒、または人肌燗(35℃)にしてお楽しみ下さい。(蔵元コメントより一部抜粋)